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なぜ、不妊治療と仕事は両立させづらいのか?どのような選択肢があるか?

日本を元気にするために、いえ、そもそも自分たちのために子供が欲しい!

それは生殖動物として当然の想いですし、あなたが優秀な方であれば尚更、その遺伝子は残していくべきでしょう。

一方で、不妊治療と仕事が両立しにくいという声もチラホラ。

その実態と対策を調べてみました。

なぜ、不妊治療と仕事は両立させづらいの?

子供が欲しくて性交渉を行っているのに、1年以上授からない場合、本格的な不妊治療を始める方が多いです。

そんな時、仕事をしている方が直面する思いは、

・通院や治療の時間が取れるか心配

・仕事に気が向いてる時に妊娠のことを考える余裕があるか心配

ではないでしょうか。

実際、仕事をしながら不妊治療をしている女性のうち、5人に1人が両立できずに退職した、と言うデータがあります。

まずは先輩達の声を聞いてみましょう。

退職「しなきゃいけなかった」人の声

「仕事に思い入れもなかったし、彼も妊活を機に辞めていいと言ってくれたので」1

「仕事は充実していたけれど、夫の転勤が決まり、ついていくときに正社員からパートに変更。その後独立してスケジュールが立てやすくなりました1

「養子縁組のことを調べると、子供との年齢差は40歳までとか、夫婦のどちらかが家にいることなどの規約がある団体が。妊活がなかなかうまくいかず、養子を迎えるならどうせ退職すると思い、仕事を辞めました」1

どうも理由は十人十色。

治療が長引いてしまった時、退職を後押しするライフイベントがあったときに、退職を選ぶ方が多い様に見受けられます。

不妊治療にかかる時間、本当のトコロ

まずは、不妊治療が一般的にはどう進んでいくか見てみましょう。

0.不妊スクリーニング検査

不妊の原因を調べるため、4-5日おきごとくらいに大体4回通います。

必ず男性側も調べていただきましょう。

1.タイミング法

排卵の育ち具合を確認するために、1回通院します。

そのときに卵子が思うように育っていなければ、排卵誘発剤の注射や投薬を行います。

薬であれば自宅で治療が可能ですか、注射の場合は突発的な通院が必要となるケースも。

また彼との営み後、卵子の着床を強くするために黄体補助をする場合があります。この治療にも、自宅で服薬か通院か、両方のケースがあります

2.人工授精

タイミング法を2回〜5回繰り返しても妊娠に至らなかった場合、人工授精に進むことが多いです。

人工授精の通院日は、タイミング法とほぼ同じですが、排卵予定日に精子を持参して、病院で子宮へ直接送り込む時に、通院日が追加されます。

特に卵子が予定通りに成長していない場合、連日の通院になることも。

半数の方が、ここまでのステップで妊娠するそう。

3.体外受精

人工授精を45回繰り返しても妊娠に至らなかった場合、体外受精に行くことが多いです。

卵子を子宮から取り出し、受精させて、少し大きくしてから子宮にもどす手術です。

 

まず月経初期に卵巣が腫れてないかチェックで1回。

その後、排卵用の注射を毎日することになりますが、自宅で自分で注射を打てるようにしてくれるクリニックもあります。

また、卵子を取り出す手術日を決めるため、数回の通院が必要になります。

卵子を取り出す手術の日は完全にお休みして、35日後に、卵子を子宮にもどすため通院。

2週間後に尿検査で妊娠したかどうかのチェックをします。

 

調べてみると、最近は多くのクリニックで土日祝日対応してくれること、内服薬を使い、いつも通りの生活を続けることを優先してくれる病院もあります。

そういった病院を探すのが、両立の近道かも?

不妊治療にかかるお金、本当のトコロ

基礎的な検査は保険適用内です。

タイミング法と排卵誘発剤で月8000円くらい。ただ、もし、特別な検査が必要になると、保険適用でも月5万くらいかかるそう。

また、排卵誘発剤に特殊な注射が必要になると、さらに月35,000円くらいかかるそうです。

 

人工授精そのものは2万円くらい。

体外受精はざっくり40万くらい。

 

全般的に、長期化しないほうが安く済むのは当然かもしれません。

なお、国から、体外受精の不妊治療に対し、43歳までなら経済的な助成があります。所得制限や助成上限額などもありますが、ぜひチェックしてみて下さい。

両立するために、どうするか?

以上を踏まえると、突然連日の検査が入るかもしれないことや、先が見通せない不安感などが両立を妨げる主な原因であることがわかります。

それでいて長期化すればするほど、高度な医療が必要となり、経済的にも負担が大きくなるため、仕事を辞めると言う選択肢を取りにくい気がします。

両立するためにどうするかを考えてみましょう。

今の職場でがんばる!

今の職場のままで両立を目指す場合、まずは両立を応援してくれるクリニック探しが重要です。

できるだけ成功例が多く、通院回数を減らしてくれるクリニックを選びましょう。

 

次に今の職場で妊娠・出産・育児のサポートをどれだけいただけるか調べてみましょう。

もちろん、どんなことでも最初の人が必要なのは間違いありません。もしあなたが、とても強い人なら、どんな環境でも頑張れると思います。

ただ、妊娠出産育児は、自分の思い通りにはならないものです。

休職制度や自宅勤務制度の整備など、自分の属している組織が、どれだけライフイベントに好意的かを知っておく事は、今後あなたが人生を送る上でも役に立つはずです。

 

そしてできれば、特に体外受精まで進んだ場合は、不妊治療をしていることをせめて上司には伝え、このサイトや厚生労働省のサイトを使って理解を得たほうが好ましいです。

体外受精に用いる薬では、精神的にも辛い副作用があることがあります。

もしその上司に理解がなかった場合、不妊専門相談センターや、各都道府県の労働局を積極的に利用しましょう。

心機一転、人生変える!

不妊治療がなかなか成功せず、仕事をしていることが辛くなった場合。ここはもう、ズバッとさっぱり、人生を変えましょう!

「仕事が辛くなったかどうか」がポイントです。

あなたの人生はあなたのものなのですから、無理に今の職場で両立を頑張る必要はありません。

異動を願い出るもよし。

思い切って休職もよし。

転職や在宅ワークを視野に入れるもよし。

不妊治療代として月10万円程度稼ぐことを目安に、新しい人生を選んでもいいかもしれません。

パートナーともよく話し合って!

もしもあなたが完全に仕事を辞めると決意した場合、金銭的にも精神的にも、彼に負担がかかることになります。

また不妊治療を始めたとしても、すぐに結果が出るとは限りません。

子供を迎えると言う幸せな筈の行為が、自分のストレスになってしまうことのないように、どうするかは彼とよく話し合って決めましょう。

まとめ

あなたに合うクリニックさえ見つかれば、体外受精まで進んでも、仕事との両立は可能そうです。

一方、不妊治療ではホルモン関係の治療を行うため、仕事との両立は、精神的に辛いことが多いかもしれません。

突然休まなければならないライブイベントという見方をすれば、子供ができても介護があっても自分が重病になっても同じこと。

この機会に、ライフイベントに対応してくれない会社かどうか、見極めるチャンスと捉えてもいいかもしれません。

 

そもそも、もしあなたがサラリーマンなら、誰かをお金持ちにするために働いているようなもの。

自分の人生を犠牲にして他人のために働くなんて、意味がないと思いませんか?

どうかあなたが、幸せな、なるべくストレスレスな妊活ライフを送れますように。

 

記事執筆にあたり参考にしたページは、次の通りです。

神奈川県「不妊治療と仕事の両立の現状と必要性について」

https://www.pref.kanagawa.jp/docs/z4r/hatarakikatakaikaku/1806.html

東洋経済オンライン https://toyokeizai.net/articles/amp/292365?display=b&amp_event=read-body

六本木レディースクリニック

https://www.sbcladies.net/pr/cp/?utm_source=google&utm_medium=cpc&utm_campaign=funinchiryo&waad=dluGgLH1&gclid=Cj0KCQiAxrbwBRCoARIsABEc9si10YaUpvbVHvMCr_OaIMEPU6yIjI4y5DxZH9k2xUHusM-I3RKmnewaAnk4EALw_wcB

順天堂大学医学部

https://www.juntendo.ac.jp/hospital/clinic/reproduction/about/treatment/cost.html

厚生労働省

https://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/pamphlet/dl/30a.pdf

プレジデントウーマン

https://president.jp/articles/-/29231

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